けど誤魔化さなきゃだめだから 「な、何言ってるんですか?そんなわけないじゃないですか」 お願い、信じて! 「けどお前、さっき俺と撮影したとき首に俺がしるしつけたんだよ、お前にはその跡がある」 全然気付かなかった。あたしは急いでカバンから折り畳み鏡を取り出して首をみる。そこには赤いしるしがついていた。