「なっ!///」

「花梨ちゃん顔赤いよ~?」

「そんなことない!」

あたしは顔をバっと両手で隠した。顔が赤いのをばれないようにするためだ。

「花梨可愛い」

「地味な格好してるのに可愛いと言われましても・・・」

「可愛いからいいの。」


今年のバレンタインは甘ーいバレンタインだった。

そしてこの幸せがずっと続くと思っていたのに、陰にいる人に気づかなかった。