「だよな」


そう言って結城はうつむいた。


「あたしは結城のことまだ好きだよ!!結城に彼女が出来ても諦めないから!」

あたしは精一杯の気持ちを結城に伝えた。もう気持ちを押し込めるのはやめた。

「花梨、俺も花梨のことが好きだ。どんな俺でも付き合ってくれるか?」


あたしは嬉しかった。言葉に出来ないぐらい嬉しかったんだ。



「うんっ!!」



そしてあたしと結城は初めて唇を重ねた。