僕らの日常

初、新)ギャーギャーギャーギャー

ガチャ

怜)すみません。遅れました。

そこに入ってきたのは、生徒会メンバーの中で、
一番年下の子。
しかも、メンバーの中で、涼と共に、
飛び抜けて整った顔立ちである。

初)れーちゃーん!
  会いたかったよーーー

そう言いながら、怜に飛びつこうとした初。

怜)………サッ…

後もう少し。というところで、怜に避けられてしまった。

初)ちょっとれーちゃーん
  なんで避けるのー!!

怜)私は涼のモノですから。
  諦めて下さい。会長。

涼)/////

怜)というか、毎日同じ事を言わせないで下さい。

怜は、ため息をつきそうな勢いでそう言った。

初)ブーブーケチー
  ていうか、れーちゃん。
  涼先輩は赤面してるのに、
  なんでれーちゃんは赤面しないの?!
  さっきの発言恥ずかしくなかったの?!

初は、文句をブータレながら力説した。

怜)?さっきの言葉に赤面する部分がありました?
  私はあくまでも、事実を述べたはずですが。

涼)はぁ…会長。薄々気付いてきてはいると思うが、
  怜は鈍くないのに、天然タラシなんだ。
  だから、質が悪い。