僕らの日常

涼)本人にはその気が無くても、
  勘違いされる様な事を、サラっと言うから、
  ファンの奴が多いんだよ……

涼は、遠い目をしながら語っていた。

初)れーちゃん、恐ろしい子……!!

と)でも、前は、目立つ活動だったのが、
  今ではそれが少なくなってきましたよね。
  ファンが減った事ですかね?

新)あぁそれはねー
  涼が怜ちゃんに内緒で、
  動いてたからだよーw

新の言葉に思い当たる節があったようで、
怜は一人考え事をしていた。

涼)まぁな。
  怜は、目立つのが嫌い。
  というか、若干人間嫌いの人見知りだからな。
  あまりそういった類の事は控えてもらうよう、
  頼んだんだ。

新)いや、あれは頼むなんて生優しいモノじゃなくて、
  脅しでしょw

涼の発言に、間髪を入れず、新がツッコミをいれた。

と)でも、どうして告白じゃなくてファンなんだろ?

この話を聞いた誰もが疑問に思うであろう事だ。

初)あれじゃない?
  ほら。れーちゃんて、スッゴク、
  誰よりも飛び抜けて美人さんじゃん。
  だから、近寄りがたいって言うか、
  身の程を知れっ!って感じだからじゃない??