挨拶は、もうしていない。


どうせ返事がない。寂しいだけだ。


そうして、そのまま席に着いて準備するのが日課となっていた。


今日もいつも通り席に座った。


だか、一つ異変が起きた。


机の中に、封筒が入っていた。


封筒自体には何も書いていない。


そーっと開けてみると、一枚の紙と写真が入っていた。


その紙は、悪夢のようだった。


『あんたいい加減にしろよ。
自分の立場をおきまえろブス。』


写真は私の顔写真だった。


そこには赤文字で『死ね』と書かれていた。


驚いた。


言いたい事はあるのに、言葉は出てこない。


視界の隅っこで嘲笑う深咲達は、悪魔だ。


こんなクラス、やだ。


居たくない。一緒に居たくない。


心が、腐りそう。


体が………腐りそう。


自然と、教室を出た。


そして、咄嗟に走り出した。