夜の中の秘密




「はい…うん…
ぇ…?
うん、わかった…
別にいいよ…うん…」



静は携帯を切り、また緋色のコートの中へ入れた



「誰?」



「お父様…もう一件、やってくれって…」



「そうなんだ
何処、それ」



「あのビルの屋上…」



「屋上…
静さん、屋上でやる事、多いね」


「まぁね…
何故か知らないけど…」



「一緒に行ってもいい?
静さんの所、見ていたいし」



「いいわよ、別に…」



俺達は黙ってビルの屋上へと歩き出した