翼は、泣きながら俺に言った。
「どうしてあたし女の子なんだろう。どうして梓が男の子なんだろう。
こんな想いするなら、あたし男の子に生まれたかった…!
女のあたしが今、男である梓に勝てない…」
そう言って泣き崩れた。
「なんであたしが女で、梓が男なの?!」
とずっとそう言いながら…
それから、俺は自分のために女らしくなるのではなく、翼のために女らしくなろうと誓った。
翼があんなにな泣くなんて初めて見た俺は胸が痛かった。
あんな泣き顔の翼をもう見たくないと思った。
そして、翼を傷つけた男を見つけ出し復讐してやろうと思った。
それからというものの俺は必死に努力して武道と女子力を極めた。
武力はまだまだ翼には勝てないけど、
それでも、翼を守れるくらいの力は持つくらい力はつけた。
ま、あいつが守られるとか考えられねぇけどな。
もしものときのために…
