ガチャ
「あ!あたしのプリンを食べたな?!」
俺の部屋に入ってきた翼は
さっきまで俺が食べていたと思われる
プリンのケースを見て泣きそうな顔で
叫んだのだった。
「お前が俺のことを馬鹿にした罰だよ。」
「酷いよ、梓!あたしがそのプリンすっごく楽しみにしてたの知ってるくせに!」
知ってるからやったんだっつうの。
ま、まさか、俺の大好物だとまで思わなかったけどな。
それはそれは、ラッキーだったがな。
「…………ない。」
「あ?なんて?」
ガバッと効果音がつきそうなくらい
勢いよく顔を上げた翼は
般若のような顔をしていた。
