愛してます永遠に


「じゃねー!」
【バイバイ!】
学校の帰り今日もまた
憂鬱に家まで帰っていた
友達と別れたあとは
自分の家まで一人で帰る
一人だとつまらないなにもすることがない
それに家に帰りたくない
...。
なぜかっていうと
家に帰ると必ず両親が喧嘩をしているからだ。
どうせ今日もしているだろうと思いながら帰るのが日課になっている。
"桐原 杏樹"
自分の名前は好きだ。
だが今となってはあまり好きではない
両親がつけてくれた名前さえ憂鬱に思えるんだ。
嗚呼、いつのまにか家の目の前だ....。
入りくない...けど入らなければ...
勇気を振り絞って震える手をおさえ
玄関を開けた。
【....ただいま.......】
もちろん返事はない
「まったくなんなのよ?!」
「それはこっちの台詞だ!!」
嗚呼、やっぱりそうだった
今日も喧嘩.....
はぁ...めんどくさいから早く部屋にいこう。とおもい
階段をのぼる途中で
お母さんに声をかけられた
「あら、杏樹いたの?帰ってきたなら声くらいかけなさいよね。まったくあんたってこは...」
【......】
「まぁいいわ。ねぇそれより杏樹?話したいことがあるんだけど?」
正直この時嫌な予感がしたのは事実だ。
私はそれを気づかぬふりをした。
そして
【なに?お母さん?】
「あのね、お母さんもう耐えられない。だからお父さんと離婚しようと思うの。いいでしょ?ねぇ...」
なに....いってるの???
お母さん.....?
ねぇ....どうゆうこと.....?
私は口より手が先にでた
そして無我夢中でお母さんの
頬をひっぱたいた
「.....あ、んじゅ...?」
私はその時小刻みに震えていた
【....っ...なんなの???!!】
【私の気持ちも知らないで勝手に決めないで!!】
【いっつもいっつも家に帰ったら喧嘩喧嘩!ほんとになんなの?!】
私は滅多に声を荒げることはなかった。
でもそのときばかりは私の中で
なにか切れたような気がして
押さえれなかった。
「なんだ。騒々しいな」
お父さんがそこにやってきた。
「なんだ...?お前帰ってきてたのか」
【...........】
「なにか答えろ杏樹。」
【......さんもお父さんよ...】
「今なんて....
【お父さんもお父さんよっっ!!】
「っ...?!」
お父さんは目を見開いて私を見た。
【お父さんも毎日毎日お母さんと喧嘩してなにがいいの?!】
【喧嘩して楽しい??】
【お父さんとお母さんが離婚しようとするなら私は家をでてく!!】
【自殺してもいいよ!!】
「なっおまえなにいって...」
【本気だから!!離婚するなら私はでてく。】
【ずっとずっと、悩んでたのに私の気持ちを考えずに勝手に行動しないで!!】
その時乾いたおとが鳴り響いた。
お父さんが私の頬をひっぱたいたのだ。
私がお母さんにしたように。
「ふざけたことをいってるんじゃない!!!」
【っ....】
「杏樹今日はお前の顔を見たくない」
「どこかにいってくれ」
ほら、やっぱりね。
いらなくなったら突き放す
そして捨てる。
必要になったらまた戻す。
どうせそうなんだよね?