伶斗side

あぁ。なんだそうゆうことか

俺は黙って歩き出した

「お兄ちゃん?」

瑛梨奈はそれが不思議で今度は俺の方にきた

チュッ。

そんなかわいらしいリップ音がした

俺、なにやってんだろ
妹に、手ぇだしてさ…ばかじゃん

でも

こういうことならさ…誰かに大切な人とられるなら、最初は自分から手ぇだしてもいいよな?

「お兄ちゃん⁉︎」

「伶斗さん?」

2人は俺の様子が変なことに気がついた

それでも俺はこのばから逃げたくて
また歩き出した

「まって!お兄ちゃん」

瑛梨奈が俺を呼び止める

「…」

なんも言えねぇよ…ごめん瑛梨奈