リビングに向かい

椅子に座る

「さ!エリ食べて!」

久しぶりのご飯は私が大好きな
イチゴジャムのついたトーストだった

「…ん」

わたしは一口パンをかじった

「おいしい?」

「お、いしいよ」

不覚にもすごく美味しかった

「そか!よかった!
あのさ、エリナ
やり直さね?また前みたいに…幸せに暮らそう」

「…もぅ無理だよ」

「エリっ!!」

ぎゅっ

伶斗は立ち上がりまたわたしを抱きしめる

「無理じゃないよ」

「…無理だよわたしはもうこんなんだ
さっき見ただろ?あの薬の山
あれは、安定剤や睡眠薬…精神に関わる薬
わたしはもぅ戻れないよ
あれらがなきゃ生きてけない。とてもじゃないけど、わたしは戻れない」

「俺が支える、眠れないなら、俺が眠れるまでずっと側にいる」

「…」

伶斗はそういゆがいつまで続くんだか
ほんとのところそれがほんねだった