「ふふっやっと返してくれた!
はやく起きてお兄ちゃんと朝ごはんたーべよん!」

なに、いってんの?意味わかんない

「なにふざけてんの?ばかじゃない?
なに企んでるか知らないけど
絶対にあんたの言うことはきかない」

いきなり冷たくなって突き放したのは
あんたじゃんか…

『触んな』『あっちいけ』『関わんな』

そんな伶斗の言葉を思い出す

「ふざけてねーし、なんも企んでねーよ…
ただ前みたいに一緒にご飯くらい食べたいなって…」

前、みたいに…

幸せだった、昔みたいに?

「あんたがいきなり突き放したじゃんか!
今更なんなの?私の気持ちも知らないで!
勝手なことばっか言わないでよ!」

これ以上わたしを乱さないで

「わかってる。瑛梨奈が怒るのも無理ない
でも、全部謝る。俺がわるかった
だからっ「だから出てこいって?自分勝手すぎるよ!絶対にいや」

ドアを挟んで口論が続く

「瑛梨奈、とりあえず開けるぞ」

それを伶斗がなくそうとする
ダメだ今ドアを開けたりなんかしたら

私は必死にドアを抑えた

「はいってこないで!」

ガチャガチャ

「えりっな!あーけーろー」

まずいっ、まずいっ!

ガチャガチャ

ガッチャン!!

最悪扉が開いてしまった

「いったぁ」

その反動で倒れる。

「瑛梨奈わるい!大丈ぶ、って…」

もぅ手遅れだ

「…」

みられた

「瑛梨奈これ…」

こいつにだけは見られたくなかった

「っ、あんたに関係ない」