エリナside

ぼーと外を眺めていたら、もう朝になっていた
なんだかキッチンのほうが騒がしい
伶斗?なにやってんだ?

そう思っていたら…

トントン!

部屋のドアがノックされた
まぁ伶斗だろうけど2人だけだし…
でも伶斗が?なんで?

「瑛梨奈…」

…久しぶりに呼ばれたわたしの名前
動揺するのもむりはない

「…」

とりあえず黙っとこう

「エリちゃーん!お返事は?」

はぁっ!?まって!
なにあいつ!頭うったか?

「あれー?エリちゃん?」

あーもうるさい!

「なに…」

ぶっきらぼうに返事をする