そして今日も…

ダンッ

「は?」

銀龍こと伶斗に
誰かがぶつかった…

あーぁかわいそうに

わたしはゆうちょにそんなことを
思っていた

「ってめ!なにしやがる」

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

あたった男は何度も謝り続ける…
むだなこと…

ダンッ
ゲシッ
ドサッ

陽、伶斗は殴り蹴り続ける

わたしはそれを呆然とながめる
男からは赤い、赤い血が流れ出す…

「…どうでもいいや」

わたしはボソッとつぶやいた