過去.・**.・

お父さんはボクシングの講師で
お母さんはふつうの主婦だった

わたしたちは
4人家族で田舎で静かに暮らしていた
裕福でも貧しくもない
普通の家

当時瑛梨奈は小学3年生
伶斗は小学4年生

「お兄ちゃん今日はなにして遊ぶ??」

「そうだなぁー…また陽っち呼んで隠れんぼでもしよーぜ!」

伶斗はいつもこうやって
わたしをかわいがってくれて、遊んでくれた

田舎の学校は1.2個しかなかったため
みんなとよく遊べたし
友達も多かった

伶斗はそんなかでも正義感強くて
お父さんに教えてもらった
ボクシングで喧嘩がって強くて、優しくて。
みんな伶斗をリーダーとして認めていた