元に戻す?

「どーゆー意味?」

「今の伶斗と瑛梨奈はちがう。ほんとの2人じゃない」

いきなり顔つきを変えて陽がそーいった

「なにがいいたい?」

「…あの頃は金龍のときは!こんな甘いことしてなかったじゃん!」

「ちょ!陽!!」

「やっぱりな」

「金龍…」「銀龍…」

「金龍…俺も知ってるぞ」
「俺も」

あぁ。まずい。

「陽外で話そ?ね?」

「ここでこいつらにもわからせてあげる」

「え?」

「瑛梨奈と伶斗とは住む世界が違うってこと」

陽なにゆってるの?

バンっ

「陽!!昔のよしみで我慢しててやったが
これ以上ペラペラ物いってみろ
お前のそのおしゃべりな口2度と聞けねーよーにするぞ」

お兄ちゃんは陽の頬を片手で挟み威嚇する

「ほんとに、あの金龍たちなのか…」

「ちょとお兄ちゃんやめなって」

「…」

「そうそうそれ!それでこそ青山だよ」

「陽お前なにがしたい」

「金龍と銀龍を取り戻したい」

「なぜだ」

「楽しかったから。」

……

「陽お前…」

「ひっか…」

わたしたちは陽の気持ちに気づいた
あぁ、寂しかったのか

「ごめんねひっかいきなりいなくなって」

「寂しかった…よな…ごめん」

ギュッ

わたしとお兄ちゃんは陽を抱きしめた

「…寂しかったってもんじゃない
いきなりあんな別れ方…2人がいなくなってから毎日がつまらなくて。1人で悲しくて辛かった」

「「ごめん、ごめん。ごめんね」」

わたしとお兄ちゃんはただただ
謝ることしか出来なかった