その日の夜
まりのお母さんに事情を話し泊まりを許可してもらった。

まりのお母さんは見た目はまりに似てて綺麗だが性格は正反対。すごくおっとりして可愛らしい人だ。

「あらあら、まりちゃん大丈夫?
よかったは実くんが来てくれて最近お父さんも帰り遅いからなにかあったら大変だもの
あっ!実くん、クッキーたべる?
すごく美味しいのよ!」

なーんていってたし

ガチャ

「なにしてんの?」

階段をのぼってぼーっとそんな事をおもっていたら
扉をあけたまりに声をかけられた

「あ、いや」

急いで残りの階段を上がりまりの部屋にはいる

「久しぶりね、実がうちにくるの」

小さいころは毎日のようにまりの家か俺の家で遊んでだっけ。
その頃からまりのこと大好きだったもんなー俺

「あぁ、そーだな
相変わらず綺麗な部屋だな」

まりは昔から必要最低限の物は置いていないため
部屋は片付いている

「そう?ありがとう」

まりは自分のベットに腰をかける

たしかにこの部屋の窓からなら玄関がバッチリ見える

俺どこに座ろ…ガキのときはまりの隣がよくって二人一緒にベットに並んで座ってだべったっけ。でも。もー年齢が年齢だ。

「なにしてるの?隣くればいーじゃない」

ヴっこっちの気持ちも知らないで…

でもそー言ってるしな

「お邪魔します」

一言そういってまりの隣に腰をおろし
ベットから1番近くの窓を見る

誰もいねーな