まりと2人の帰り道

今日みたいなことがあっても
絶対に揺るがないまり

「まり」

「なに」

「少しは俺を頼って欲しい」

「頼ってる。」

まりはそーゆーけど…

「なんで、土曜日あんな夜中にアジトに戻った」

「!?」

なんで知ってるのといいたそうな顔だな

「双子にきいた」

「そう」

「なにがあった」

「別になにも」

「嘘つくな」

「…うそなんて」

「お願いだから。ほんとのこと言ってほしい
じゃなきゃ俺はまた…おかしくなりそうだ。」

「実…」

「頼むから。もーまりが1人で泣いてるのを
知らないふりしたくないんだ。
今日みたいに、怖かったり、悲しいことがあったら俺の腕で思いっきり泣いて欲しいんだ
だからっ」

「実…あのね」

まりはゆっくり話し出した

「少し前からストーカーされてる…気がするの」

ストーカー!?

「は?お前、大丈夫?なんもされてない?」

「うん。なにもされてはないんだけど
盗撮とか、後つけられたりとかが凄くって…
それで土曜日なんだけど
その日みんなと別れたあと、家の前をずっと誰かが立ってたの、1時間くらい
実起こすのも悪いし、わたしは物陰に隠れて
じっとしてたの。
そしたら、その人いきなりわたしの存在に気づいたようで
追いかけてきた
もちろん逃げたわ、でもすごく怖かった
たくさん走った、気づいたら2時」