でもある時
俺はあろう事かまりの前で爆発してしまった

でも、そのおかげでもある
まりと付き合えたのは

朝。
まりは1人で学校に向かおうとするが
俺は窓からまりが家から出るのを見つけて
5分後追いかける
じゃなきゃ疑われるかもしれないから。

「まーり!」

ビクッ

まりは俺の声にびっくりしたように
肩をあげた

ん?いつもやってんのに
はじめてだなこの反応

「なんだ、実か」

「なんだとはなんだよ~」

いつとも少し違うまり
なんかあった?

「別に、さっさと学校行くわよ」

まりは早足になる
やっぱり違う

「まり、なんかあった?」

まりの顔をのぞき込む

「…」

ジーッ

まりは俺をガン見する

サッ

ヤベェ。まりにガン見され
顔が赤くなるのを感じて顔をあげる

「…なにもないわ」

「そうか…」

なにもないわけない。
これはまりの癖でもある。
まりは人の顔をガン見するとき迷ってんだ
言おうか言わないかを

そしてまりは言わないを選んだ。

でも、これは信用してないとかそーゆーんじゃない。
ゆったらどうなるかをまりは予測するんだ。

まりにとって今回は言わないほうがい言ってこと

あとで、りすや淕にでも少し聞いてみるか…