「それより瑛梨奈」

空気を戻すようにお兄ちゃんが話しかける

「なにーお兄ちゃん」

「さっきの勝負俺の勝ちだろ?」

「は?何言ってんの?引き分けでしょ」

「はぁ?」

またキレ始める私たち

「まぁまぁここは、2人とも平等にお願い聞いてもらうっていうのは?」

よかったリスがいて
いつもケンカのときはリスが止めてくれる

リスは喧嘩はできないけどこーゆーときには
いつも、中断してくれる。

「おーけー」

お兄ちゃんは納得したようだ

「いっいいよ」

それに続いてわたしもこたえる
お兄ちゃんのお願い…ちょっと怖いな

「よし」

わたしは息も飲む

「瑛梨奈俺と一緒にアメリカにこい」

お兄ちゃんはそういった。

「はぁ?なに言ってんだよだめにきまっ「いいよ」

淕がゴチャゴチャなにかゆうが
そんなのお構い無しにわたしは返信をだす

「「「!?」」」

「えり、なんで?」

「なんでだよ!」「「「…?」」」

予想外のわたしの返事に
まりちゃんと淕が反応しほかのメンバーは
黙って首をかしげる

「ほんとはやだよ」

みんなと離れるのなんて、嫌に決まってる

「じゃなんで?」

「あたしのお願いも、お兄ちゃんのと…似てるから」

「はぁ?」

またわけがわからないといいたそうに
声を出す淕

「あのねお兄ちゃん!
アメリカで哲也のお兄ちゃん探して来て」

深く頭を下げた

「…俺もそのつもりだけど?」

サラッとお兄ちゃんは言う

「!」

さすがお兄ちゃん!

「お兄ちゃん大好き♡」

わたしはお兄ちゃんに抱きつく

ぎゅぅぅぅ

「俺もー♡」