「これは僕の想像だけど・・・伶斗はたぶん
BOSSが僕になるのが怖かったんだと思う
僕も伶斗と同じくらい喧嘩が強かったし」

伶斗と哲也が互角
でもだったら伶斗が強くなればいいだけの
話し。

「そんなことで?」

「一代目BOSSがいたのは知ってるだろ?」

それは何回かお兄ちゃんから聞いた事がある
とってもいい人だって

「うん」

「一代目BOSSは僕の兄貴なんだ」

「えっ?ちょっと待って・・・だったら普通・・・BOSS・・・」

哲也になる…伶斗とも互角ってゆうし
どちらを選んだって変わらない
だったら、自分の弟を普通選ぶだろう

「うん・・・普通だったらボスは僕になる、だけどね兄貴は伶斗を選んだんだ・・・でも僕そのことに関しては、良かったんだ、僕より伶斗のほうがBOSSにふさわしかったからね」

哲也は寂しそうな顔をした・・・
だから守ってあげたくなったんだ

私の体は自然と動き

哲也を抱きしめていた

「大丈夫大丈夫だからね?」

自分でもなんでかわからない
あんなにみんなを傷つけたのに

「うん・・・」

「続けて?」