バンッッ

中央扉が突然大きな音をたて開いた

「調子いいことしてんじゃねーよ哲也☆」

この声


ザワザワザワザワザワザワ!!

周りがざわつき、声の主がみえないけど

「使用人が全員やられています!」
「大山様いかがいたしましょう」

「全員避難してすぐに警察をよぶんだ!!」

哲也のお父さんが慌てて指示をだす

そして、わたしと哲也以外の人が
いなくなったとき…うっ ・・・そ

銀色の長い髪をなびかせ
大好きな笑顔で
あの日…行ってくるっていったっきり
帰ってこなかった。
私の大好きな人。

私は今なんで?どうして?とかじゃなくって…
うれしいただうれしくて彼の胸に飛び込みたい

あたしの涙が溢れ出す
だってそこにいたのは・・・

「お兄ちゃん!」

「よぉ瑛梨奈久しぶり」

「お前・・・そのカッコ萌える」

いつもの伶斗

「伶斗!なんでお前がここに」

哲也が声をあげる

「前と全然変わってないなーまぁそんな伶斗も大好き」

「実さん!」

「実、キモイから」

「まりちゃん!」

「伶斗張り切りすぎ…」

「隼人さんまで!」

「「レイにぃが帰って来た!」」

「哲也さん・・・ごめんやっぱ・・・俺BOSSやみんなのこと・・・裏切れないや」

「リスてめぇー」

「結婚しないって嘘つきやがって!バカヤロー」

「淕・・・!」

次々に奥からみんなが出てきた

「ろく俺の妹にバカヤローってなんだよ」

「伶斗さんいい加減にシスコン止めてくださいよ~」

「みんなっみんなごめんね迷惑ばっかかけてごめんね・・・こんなボス・・・許してくれる?」

「迷惑なんて」

「かけられたことねーよ」

みんなの声が心に響く。
強く、暖かく。