「大好きだよ。瑛梨奈」

ギュッ

「!?」

握っていたエリナの手が微かに動いた

「えりな?…おいエリナ?」

「…ゔーんっ」

エリナは唸り声をあげた

「えりな!起きろ!えりな!」

「…んっ」

ゆっくり、ゆっくり、とエリナの瞼が開いた

「…えりなっ」

「ろ、く?」

エリナはキョトンとしている