そこには
さっきまでのわたしたちの姿

「ちょっ!実さん消してくださいよ!」

恥ずかしいな!
ってかなんでとってんのよ!

「いーショットじゃないか」

にやりと川村くんは笑う

背筋が凍る

「んーとってもいーショットだね。
だけど、これどーみても君が襲ってるようにしか見えない。それを学校の方にバラまいたりー
君の親にばらしたら
どーよ?
君の じ ん せ い

ぱぁっ

ははははっ!おもしろい!ね?どするか」

実さんはほんとに悪魔だ。

「ごめんなさい!許してください!!」

川村くんは即土下座をして
実さんにくっつく

「んーどーしよっかな」

ゾクゾクっ!
実さんまだなんか企んでる

「…実それくらいに…」

隼人さんもやり過ぎだと言う

「なにー?隼人ーこれくらいしなきゃー
そ、れ、にそろそろ奴が」

奴?

バリーン

「キャァー!! 」

え?なに!?

廊下からガラスが割れる音と
女子の叫び声

「おっきたきた!」

どーやら実さんがゆってた
奴がきたらしい

奴って?

「実さん奴って?」

奴はだれ?って聞こうとしたら

「そんなことより会長ー?
はやく行ってあげて?ガラスが割れたみたいだよ?大変だー!
ここわ任せて?ね?隼人」

「え、あ、はい」

実さんに押されるがごとく
教室をでる