いやゲームだよね、それはわかる。
貴様は勉強する気あるのかと問いたい。
……ないでしょーね。
わかってたけど。
テスト問題聞き出してこいというこの俺様の脳ミソに、どうやって勉強という文字を叩き込んでくれようか。
割と本気で考えてみた。
とりあえずは。
「へー。ボスの能力はあれで、倒すには……」
周りの声を聴くことを覚えたようなので、よしとしよう。
それからは毎日のように音楽室でゲーム談義を聞いては頷き、メモをとっていた。
いっそのこと、あの輪に入ってこい。
私は隣でテストのための単語帳を作りながら、心のなかで吐き捨てた。


