トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐





 * * *




神様業が休みだからといって、私の学校での生活に変化はない。




登校はひとり、席についても独り、昼休みには適当な空き教室で。




「なあ、昨日言った…」



「断る」




ストーカーに付きまとわれる日々は変わらない。




「んだよ、俺様の命令が聞けないっての?」




「同じことを貴様の友人に申すがよい」




かっこつけな浪瀬忍は、表立って人に頼ることをしない。


裏ではいろいろ悪さをしているが、表ではアイドルなのだ。



外面だけはメチャクチャいい。




「俺様がお前の弱味を握っていることを忘れたか」




「貴様も、私が何の情報も持ってないとは思わないことね」




余裕の笑みを見せると、浪瀬も同じ笑みを返す。

少しの隙が命取り。


二人の間に火花が散った。


互いが互いに弱味を握るからこその、今。

相互監視の奇妙な関係は人知れず続いている。




「チッ。仕方ねぇな。問題だけにまけてやるから、取ってこい」



「いやいや、全然まけてないでしょ!」




女教師に要求したものと内容変わってないです。



それでもしつこく言ってくる浪瀬うざい。