トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐







「そのクマちゃんがいなくなったのは、3日ほど前ではないかしら?」





「すごーい、よくわかったねー。3日前にね、家にだれもいなくなるから、ひとりじゃ寂しいと思って連れてきたの。校舎裏で待っててねって言ったのに、昼休みに見に行った時にはいなくて、ずっと探してるんだー」






それで、3日経った今日、ここに来たというわけですか。




もっと早く来てくれたら、被害者が出ずに済んだのに。






でも良かったね、一番の被害者猫アレルギー君。



皆勤は残念だったけど、また学校に来れますよ。






「1年2組の教室に行って御覧なさい。運がよければ会えるわ」




アレが教室で待ってると言っていたのが本当なら。





「ほんと!? 行ってくる!」





待ちきれないとばかりに飛び出していった相談者、いや、飼い主。





私も後を追うために支度した。





姿を見られないように、警戒しながら進み、隣の1年3組の教室に入る。