トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐

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世間は楽しい日曜日。





わたしは約束の時間30分前に、駅前の自動販売機の横に立っていた。


ついに、この日が来てしまいました。



もちろん、彼氏など居るはずもなく、だからといって断ることもできなくて、こんなところまでのこのこ来てしまった。




きっとあの2人に笑われるんだろうな。

そして、周囲の通行人にも。




この場所は、待ち合わせに使われることが多い。


既に合流した楽しそうなグループやカップルの未来を羨んでいると、わたしを誘ってくれたグループの姿が見えた。




「おはよ、児嶋さん」



「お、おはよう………」



元凶の上坂絵里子が手を振って近づいてくる。

いつも一緒に居る大崎麻衣と、彼氏だろう男2人を引き連れて。



「んー」



上坂さんがおおげさに周囲を見渡す。




「児嶋さんの彼氏、まだ来てないの?」



「あの、えっと…………」



「トリプルデートにおひとり様が混じるとか、はっずかしー。よく来れたわね」



ケラケラ笑う彼女たち。


わたしは、下を向いて耐えた。




大丈夫。



恥ずかしいのは今だけだから。




「あっ、いいこと考えたー。いないなら作ればいいのよ。今、ここで!」




上坂さんがとても悪い顔で、さも名案とばかりに嬉々として語り出す。




「そうね………」



大きな動作で周りを見渡す彼女。




「あの人なんか、児嶋さんにお似合いじゃない!? お似合いよ! あの人に声かけてきなさい!」