トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐

クラスの可愛いグループは学校終わりにショッピングに行くらしい。


それを持ち前のストーカーぷりで察知した担任は、彼女達にいい顔するために早く終わらせたのでしょう。


一番後ろの席の平凡生徒達をこき使ったのも同じ理由だと推測できます。



「ったく、私にまで火の粉が飛んできた……」



誰に言うでもなく、ぶつぶつと文句をたれる。




だが、気づいているか、担任よ。


早く解散すると、彼女達は喜ぶが、あんたは彼女達といる正当な理由を無くすことになるんだぜ。


自分から、一緒の空間に居る時間を減らすなんてな。


はんっと鼻で笑ってやるが、実際にそんな事されては一気に犯罪者街道を突き進みそうなので、このままでいいのかもしれない。


いやしかし、逮捕されたら私達一般生徒が解放される?

あ、それは魅力的。

でも犯罪はなぁ……。



なんとも複雑な思いを抱えながら、職員室へと足取り重く進む。


実際に、美少女自宅監禁などという犯罪を犯さないことを祈るばかりである。