大河をオトすのは、簡単だった。 大河は単純だから。 大河の行動でも伝わるほど。 だからもう満足だった。 でもわたしの予想以上に大河はわたしが喜ぶ事をしてくれた。 杏がうまくやってくれたおかげかもしれない。 杏は大河と家が隣で色々知っている。 杏は大河のお母さんみたいだった。 大河がわたしのことを好きなのは杏だけが気づいてた。