年上彼氏【短】

学級委員で男好きの女子である。



「え…いや、そんなことないって…」



「ううん、マジでだって。
だってこの前先輩が「織原の妹可愛いよな~、付き合えないかな」とか言ってたし。」



「いや、そんなわけ……もういいや。」



わたしは面倒くさくなって、会話を終わらせた。




そしてまた、葉月に向き直る。



「…どうしよう?」



葉月は意気込んだように、身を乗り出してきた。



「告っちゃいなよ!だって、さっきの証言、歩夢先輩も言ってたし!」




え…?



それが本当なら、すっごい嬉しいんだけど。