年上彼氏【短】

「プッ……」



わたしは思わず、笑っていた。




「アハハッ、可愛いー」



それを見てか、先輩も笑っている。




「…そんなことないです!」



わたしはささやかな抵抗をしたが、

それでも、先輩は笑っていた。





「あれ、霜村ー…なに織原くんの妹さんと…え!?」



3年の女子の先輩だった。



わたしと歩夢先輩を交互に見ている。




すると、いきなり、肩を掴まれた。



気づいたときには、歩夢先輩と密着していて……


ニヤッと笑う顔が見えた。