年上彼氏【短】

そして───



見つけた。




歩夢先輩と、葉月の好きな先輩。



わたし達が走ってくるのに気づいたのか、

歩夢先輩は隣の先輩に何かを言っていた。



そしてわたし達は、2人の先輩の前に立った。




「あ、詩音ちゃん。ごめんね、いきなり。」



歩夢先輩がニコッと微笑んだ。


やばい。


その笑顔に殺られそう。



「あ、君はこっちかな?」



すると歩夢先輩は、隣にいた先輩を押した。



「あ、はい!」


葉月も元気に返事しちゃってるし。