・○゜。○゜。○・ そうして広い広い庭中に、それはそれはたくさんの青薔薇が咲き誇ったのです。 輝く美しい太陽に愛でられた青薔薇は、朝露を生み出し、ユリシズの口の中に入りました。 ユリシズの唇にするりと入った朝露は、光となって喉を通り、そして光が体全体に行き渡ると、かたく閉ざされたユリシズのまぶたはゆっくりと開いていきます。 ・○゜。○゜。○・