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柔らかな日差しは、広い広い庭にある、それはそれは両手の指では数え切れないほどの、たくさんの蕾を照らしていきます。



するとどうでしょう。

まるでニエマイアの願いを聞き入れたかのように、青い薔薇の蕾がゆっくりとひらいていくではありませんか。



ニエマイアは、深い眠りについているユリシズをそっと抱き起こします。





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