・○゜。○゜。○・ 柔らかな日差しは、広い広い庭にある、それはそれは両手の指では数え切れないほどの、たくさんの蕾を照らしていきます。 するとどうでしょう。 まるでニエマイアの願いを聞き入れたかのように、青い薔薇の蕾がゆっくりとひらいていくではありませんか。 ニエマイアは、深い眠りについているユリシズをそっと抱き起こします。 ・○゜。○゜。○・