得意の騒がしさで目眩ましをして、俺は秘密を遠ざける。 一方、騒がしさとは無縁の場所で、橘は学園のアイドルとして、また天使として地位を確立したまま、 色事についてはミステリアスより潔癖、そもそも彼女自体が浮世の煩いとは遠いところにあると周囲は思っている。 けして表沙汰にはならぬ恋。 それでも育まれ、なかなか安穏とできないのは、いかにも彼女が小悪魔だから。 天使と悪魔を使い分け、彼女は今日も破綻とはほど遠い日々を巧みに歩んでいく。 END