ドキッ…
あ…まただ…
また心臓がいつもと違う動きをした
「笹本…顔赤い」
そう言って、橋村は
またあたしにおでこをくっつけてきた
「~~~っ!!」
すっごいドキドキしてるし…!!
それに…なんだか、全然嫌じゃない…
山崎君の時は
顔が近づくだけで嫌だったのに…
……まさか…まさかね…
「やっぱ熱はねぇな…
なんでそんなに赤いんだよ?」
「し、知らないっ!
てか早く仕事しよ!!」
今は…適当に誤魔化さなきゃ
まだ信じたくない…信じられない…
あたしが橋村に惹かれてるかもなんて
まだ信じられない…