「颯太…てめぇ…」




「んだよ、山崎
もとはと言えばお前が全部悪いんだろ」




ケラケラしながら橋村は言った




「んだと…!!」




「まぁ、今日はこれくらいに
してやってもいいけど…けどな…」




そう言うと橋村は山崎君の頭を
ガシッと掴んだ




そして少し声のトーンを下げて





「今日の笹本の話は誰にも言うな」




「はぁ?何言ってん…」




「二度も言わせんな
二度目はねぇって言ってんだよ」




「……くそっ…」




そう吐き捨てて
山崎君はどこかへ行ってしまった