少し覗くと 一人で作業する笹本がいた その姿が少し、寂しそうにも見えた 「疲れた…」 ぽつっと彼女が呟いた 「一人で全部やろうとするからだろ」 気づいたときには 俺は彼女に声を掛けていた 笹本はびっくりした顔で 俺の方を向いた 「橋村……」 「なんで俺を呼ばねーんだよ」 「だって…もう帰ったと思ってたし…」 「帰ろうとしたら西島に止められた 笹本と一緒じゃないのかって んで、仕事の話も聞いてきた」 「そーだったんだ…」