あたしの救世主





落ち着け、とにかく
一番聞きたかった事を聞こう




それでも




彼女の表情は変わらず




逆に怒りが混じっていた




「っ…な、なんでもない
あんたには関係ないっ!!」




 プチッ




俺の中で何かが切れた




「んなわけねーだろ!!
だったらなんで俺の顔見て泣くんだよ!」




…やっちまった…




キレるつもりはなかったのに…




「はい、そこまでー」




一人の女の子が




俺達の間に入ってきた




さっき彼女に
手を引かれていた子だ




「橋村君…だっけ?
ごめんね、この子男子が苦手なだけだたら」