「は…し…村…?」
「大丈夫だから
俺は、絶対笹本から離れたりしない
どんな理由でも、笹本支える自信あるから
迷惑だなんて思う必要、無いから」
「…うん……」
「だから、俺に言ってみな
全部、受け止めるから、安心しろ」
そう言って、さっきよりも強く
あたしを抱きしめてくれた
その温もりは、あたしを落ち着かせてくれた
「…あたしね…好きな人がいたの」
あたしは、橋村にあたしの過去を話しはじめた
「けど、あたし振られちゃって…
そのあと、あたしの友達と付き合って
ほんとに振られたこと、実感して…
そんなとき、高校で橋村に会って
すっごく似てて
最初は、橋村と淳を重ねてて…
あの時の記憶ばっかり思い出してた
『忘れたはずなのに』って
いっつも思ってた…」

