ゆっくり後ろを振り向いた
そこにいるのは、もちろん…
「橋村……」
さっきまでの王子様キャラはどこへやら…
めっちゃ黒いオーラが流れてます…
「目があったと思ったらいきなり走り出すし…」
「そ、それは…ごめん……」
けどめっちゃ恥ずかしくなっちゃったんだもん…!
なんて、言えるわけないけどね…
「まぁ、いいや。行くぞ」
そう言うと、いきなりあたしの手を掴んで歩き出した
「っ!!」
ヤバいよ…恥ずかしすぎるって…
「どっか行きたい所あるか?」
「へっ!?」
「なに間抜けな声出してんだよ」
「う、うるさいっ!!」
この感じ…いつもと同じ感じだ
あたしの好きな、いつもの感じだ
だけど、この時のあたしは
この雰囲気が壊れることなんて
想像もしていなかった…

