あたしの救世主




「真希!どうだっ……!?」




「……あ、優ちゃん…」




だめ、泣いちゃだめ




優ちゃんに心配かけちゃだめだ




笑わなきゃ




「あのね、ちゃんと返事もらえたよ!
だからね…もう…だい…じょう…」




「泣いていいんだよ、真希」




…えっ…




「溜め込まないで…うちがいるじゃん…」




その言葉を聞いて




あたしの中でなにかが切れて




涙が無くなるぐらいまで




泣き続けた…







中学二年



あたしは淳と
違うクラスになった



一年の時みたいに話すことも
少なくなってしまった




そしてそのまま
一年が過ぎてしまった…




中学三年



あたしと優ちゃんは
同じクラスになったけど
七海とだけは違くなった



そして



この年の夏に事は起こった…