あたしたちは食堂に行くのをやめて
屋上に向かった
あたしは優ちゃんに
教室であったこと
廊下であったこと
告白の時のこと
全部話した
あたしが橋村にドキドキしたことも…
その間、優ちゃんは静かに
あたしの話を聞いてくれた
「そーだったんだ…
けど…その話聞く限りだと
やっぱり真希、橋村君のこと…」
「うん、あたしもまさかって思ったけど
多分…気になってると思う…」
「真希……」
「だけどね…信じたくないの…
認めたくない…
なんで気になるようになったかなんて
自分でもよく分からなくて…
理由を考えると
淳に似てるからそう思ってるだけなのかなって…
そんなのあたし…未練たらたらじゃん…」

