「…レ…ジッ…たすけ…て…」




苦しい。

どうしようもなく苦しい。





それと同時に何もされていないのに背中が、ぐちゅぐちゅと痛む。




「おい!アオイ!」





焼けるように痛む背中を片手でグッと押さえるが痛みが引くはずも無く




「おい!袋持ってこい!」レイジのそんな言葉が耳の遠くの方で聞こえる。




聞こえているはずなのに、それはまるで何処か違う世界のように感じて



ボーっと目が虚ろになる感覚が自分でも分かる。