「え?ここ何?」




二人でレイジのバイクに乗って、てっきり家に帰るもんだと思ってた。


でもそれはどうやら違ったらしく





「見りゃ分かんだろ」




いや、分からん。
ちっともわかりません。




「ブラストの倉庫だ」




「…………………ブラスト…?」



ブラストって何?

いや、てゆうかそもそも目の前のヤンキーやら大量のヤンキー達は何?



「お前知らねぇの?牙竜の奴らといたのに」



牙竜って郁也達の事だよね……


え?もしや、




「レイジ、暴走族なの……?」




レイジは特に表情も変えることなく
いや、むしろ何ごとも無かったかのように




「あぁ」




シレっと答えた。