急いで部屋に戻って制服に着替えると、次にリビングに行った時にはすでにレイジが起きて来ていて




「おはよう!」




「おう」




いつも学ランの中に黒のパーカーを着ているレイジ、今日ももちろんそのスタイルで、実は今日そのファッションを真似してみていたりする私。




「ねぇねぇレイジ見て!」




「あ?」




眠たそうにあくびをしながらソファーでダラけてるレイジの前まで行くと、ブレザーのしたの自分の着ているパーカーを引っ張った。




「おそろい!」




じーっと見つめる目の前のレイジは、一瞬何の事を言っていたのか分からなかったらしく、少ししてからフッと口角を上げて笑う。