だけど私には忘れる事なんて出来ない。




だって私はあのリュウガの言葉で救われたんだ。




あのリュウガの言葉で、今生きているんだ。



だけど、

遠のいていくリュウガを


暗闇に消えていくリュウガを



きっと“あの場所”へ行ったであろうリュウガの背を





あの瞳を見た私は


簡単に追いかける事なんて出来なかった。