「それにきっとアオイちゃんに何かあったら、リュウガも黙ってない」 「リュウガ?」 「あんな裏世界のボスみたいなのが出て行ったら、それこそシャレにならないからな」アキさんはニコリと笑う。 「じゃあ、放課後連絡してね」 「うん!わかった!」 私を学校の裏門で下ろしたアキさんは「仕事に戻るね」と言って爽快と去って行った。 校舎の方ではチャイムが鳴る音。 ギリギリ間に合った! 後はイツキが教室に戻る前に帰らないと!